様々な流行が次々と生まれてくる現在、新たにブームとなっているのがマンホールカードですよね。

2016年から発行されるようになったご当地トレーディングカードのようなもので、想像以上のヒットを記録してどんどん新しいマンホールカードが発行されていますが、昨年12月に発行された第6弾のマンホールカードに、鋳物の本場、三重県桑名市のマンホールカードが加わり話題となりました。 桑名市の鋳物は江戸時代から続く伝統産業で、現在でも桑名は日本有数の鋳物の産地として有名。近年はその技術を生かした新製品やアートプロジェクトが展開されて話題にもなっています。

マンホールも鋳物ですから、今回のマンホールカードは、ついにマンホールの本場・桑名のマンホールが登場したということでもあるのです。

桑名市のマンホールには、桑名市無形文化財にも指定されている「桑名の千羽鶴」桑名の名産である「はまぐり」をモチーフにしたもの、揖斐川の風景を描く「七里の渡し」といったデザインがありますが、今回マンホールカードになったのは、はまぐりをモチーフとしたもの。

はまぐりをモチーフにしたキャラクターが3色、それぞれ2体ずつの計6体描かれていて、子どもたちにも親しまれそうなデザインです。このデザインは2005年から使用され、マンホールカードに写っているマンホールの実物は桑名駅前にあるということです。

マンホールカードを集めている人はもちろん、桑名市の人は是非ゲットしてほしいですし、今までマンホールについて気にしたことがなかった人は、自分が普段通っている道のマンホールのふたのデザインに注目してみると面白いかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部