現在、全国各地の自治体が地域のPRや活性化に力を入れていますが、そのための方策の1つとして注目を集めているのが、映画やドラマなどのロケ地として地域を盛り上げて行こうというもの。

ロケ地となれば地域の魅力を作中で伝えられたり、作品とのコラボ企画で観光客を誘致できたりと、様々な効果が期待されるロケ地戦略ですが現在、岐阜県桑名市では、ロケ地として注目を浴びる建物があるのだそうです。 それが国の重要文化財にも指定されている、桑名市の六華苑。

実業家2代目諸戸清六邸の邸宅として明治〜大正にかけて建設された洋館で、鹿鳴館などで知られるイギリスの建築家・コンドルが設計したことでも知られます。ロケ地として人気を集めているこの六華苑ですが、実は韓国のドラマや映画のロケ地として人気が急上昇しているということで話題となっているんですね。

公開中の映画「お嬢さん」や、ドラマ「不夜城」などが現在相次いで公開され、原作を見て桑名にやってくる韓国人もいるみたいでしょ。

桑名市では「桑名フィルムコミッション」を設置してドラマや映画のロケ誘致を積極的に行っていて、もちろん国内作品のロケ地としても多く使われているのですが、外国で人気ロケ地になるとは予想していたのでしょうか。

桑名市としては、これから海外作品のロケも積極的に誘致していくということです。

日本には海外にない風景もたくさんありますし、海外からのロケ地としての人気も高まりそうですよね。こうしたところにも地域再生のヒントがありそうに感じます。


 執筆：街コミNAVI編集部